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2007年07月04日(水) 12時01分

セコム子会社・公金不正流用:駐車場売上詐欺で懲役5年を求刑−−元専務に /新潟毎日新聞

 新潟市土地開発公社が保有するJR新潟駅南口駐車場の売上額を過少申告した詐欺罪に問われた、警備会社「セコム上信越」子会社元専務、永井誠一被告(64)=加茂市新町1=の論告求刑公判が3日、新潟地裁(肥田薫裁判官)であり、検察側は懲役5年を求刑した。
 起訴状などによると、永井被告は駐車場の賃貸借料が前年度の売上げ実績を基に算定されることを利用し、01年4月〜02年2月と02年4月〜03年3月の駐車場売上額を計約2億8800万円少なく申告し、土地の賃借権を同社に不正に取得させた。
 検察側は「売上金額に関する報告を鵜呑みにするなど、公社側にも一定の落ち度が認められるが、それにつけこんだ犯行で、厳しい非難が加えられるべき」と主張した。
 弁護側は「会社を退社させられるなど、既に十分すぎるほどの社会的、経済的制裁を受けた」と情状酌量を求めた。
 今回で結審し、判決は9月11日に言い渡される。【五十嵐和大】

7月4日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070704-00000061-mailo-l15