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2007年07月04日(水) 15時00分

OHT株担保に信用取引=名義借りの弁護士関与か−巨額損失問題時事通信

 東証マザーズ上場の電気検査装置製造会社「オー・エイチ・ティー」(OHT、広島県福山市)株の急落で証券会社に多額の損害が出た問題で、借名口座を使った信用取引は、証券会社に差し入れたOHT株を担保にして同銘柄を売買する手法が使われていたことが4日、分かった。この手法は業界では「二階建て」と呼ばれ、株価が上昇した際には利益が大きいが、下落すると担保価値も下がるため損失が膨らむリスクが高い。
 同問題では、東京都港区六本木に事務所を構える弁護士が、他人の名義を借りた借名口座を使って取引を行い、相場操縦をしていた疑いが出ている。「二階建て」の取引にも同弁護士が関与していた可能性があるという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070704-00000077-jij-soci