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2007年07月03日(火) 12時02分

糸魚川総合病院:姫川病院閉院で患者急増 県が医師派遣 /新潟毎日新聞

 糸魚川市の糸魚川医療生活協同組合「姫川病院」が6月末に自己破産で閉院したことに伴い、近くの「県厚生連糸魚川総合病院」を訪れる患者が急増し診療に影響が生じていることから、県は2日、県立病院から糸魚川総合病院に医師を派遣するなどの支援策を発表した。泉田裕彦知事が会見で明らかにした。規模は未定で、今週内の派遣を予定している。
 県医薬国保課などによると、姫川病院の閉院で、近くの糸魚川総合病院の外来患者が増加。6月中〜下旬では前年比1日平均4人増ほどだが、初診の患者が多く、検査のやり直しなどで混雑の原因となっているという。
 このため県内の県立病院から医師を派遣するほか、国や富山大に医師派遣を要請した。泉田知事は「医師不足の問題は続いており、外国人医師も働けるような環境作りを働きかけて解決を目指す」と話した。【渡辺暢】

7月3日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070703-00000083-mailo-l15