2007年06月01日(金) 12時00分
グーグルCEOのシュミット氏、バイアコムの訴えについて語る--D5カンファレンスで(CNET Japan)
Walt Mossberg氏は「
D: All Things Digital 」(D5)のステージで、Googleの最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏に対し、YouTubeを訴えたViacomによる10億ドルの損害賠償について質問した。Schmidt氏は質問に対し、「あれはおそらく単なるミスだった」と答えた。この日は、将来「Google Day」と呼ばれるようになるだろう。
Schmidt氏は、近々予定されている法廷弁論をステージで展開し、「
デジタルミレニアム著作権法 (DMCA)について言えば、われわれのようなサイトのために安全な避難場所があるのは確かだ」と語った。
WaltはSchmidt氏に対し、知的財産権を認めるかどうか尋ねた。同氏はそれを認めるとしながらも、今回の場合、法律では著作権の施行責任は双方にあるべきだとされているが、それにもかかわらずViacomは突然訴訟を起こしてきた、と語った。「彼らが少しでも待っていれば、ツールを用意できていた」という。
Waltはこの問題にさらに踏み込み、なぜViacomが待たなくてはならなかったのか尋ねたが、「法的観点からは法律にのっとっていた」との答えが返ってきた。
巧妙なごまかしに聞こえるが、これらの訴訟や交渉はすべてその法律次第なのだ。