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2007年05月31日(木) 13時37分

物価安定政策会議、タクシー値上げに慎重意見相次ぐ読売新聞

 政府の物価安定政策会議の総会が31日開かれ、申請のあった東京地区(23区と武蔵野市、三鷹市)のタクシー運賃の値上げについて慎重な意見が相次いだ。

 同会議での議論は4月19日に続いて2度目で、公共料金の値上げに関して複数回開かれるのは初めてだ。

 タクシー業界が「運転手の給料を上げるために値上げが必要だ」と説明。これに対し、委員からは「労働条件改善に本当につながるのか疑問だ」「台数が減らない限り、数年後に同じ問題が繰り返される」など業界の体質改善を求める複数の意見が出た。一方で、値上げに理解を示す委員もいた。

 申請は現在の初乗り660円の上限を750〜810円に平均18・7%値上げするというもの。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070531ib02.htm