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2007年05月29日(火) 16時02分

悪質商法:対策を紹介 高齢者守るための講演会−−奈良 /奈良毎日新聞

 高齢者を悪質商法の手口から守るための講演会が、奈良市大安寺西1の県立図書情報館であった。集まった市民や市町村の担当者ら約130人は、熱心に専門家の意見に耳を傾けた。
 講演会は、県食品・生活相談センターなどが主催。元日本消費者協会消費者相談室長を努めた経験のある夷石多賀子・常磐大学大学院被害者学研究科兼任教授が、「高齢者を悪質商法から守る」と題して講演した=写真。夷石兼任教授は、最近増えている悪質商法の手口として、▽振り込め詐欺や架空請求詐欺▽悪質リフォーム詐欺▽未公開株取引を装う詐欺——の三つを紹介。被害に遭わない対策として、▽訪問されてもドアを開けない▽氏名や会社名を名乗らない電話は切る▽相手のペースに乗らず、他企業と比較する——ことなどを上げた。契約した場合でも、「不審と感じたら、消費生活センターなどを活用してください」と呼びかけた。
 相談などの問い合わせ先は、同相談センター(0742・27・0621)まで。【阿部亮介】

5月29日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070529-00000225-mailo-l29