ＮＨＫが２９日発表した２００６年度決算によると、受信料収入は前年度比１・９％増の６１３８億円で、３年ぶりに増加に転じた。
不祥事を理由とした不払いの減少などによるものだ。契約総数は３０００件増の３６１８万件となった。事業収入全体では同１・４％増の６４３２億円。事業支出は、人件費などの削減で同１・６％減の６１９８億円となり、収支差額は０７年度の財源に繰り越される。
不祥事や経済的理由などによる不払いは、契約総数の８・２％にあたる２９８万件で、前年度から６１万件減った。簡易裁判所を通じた支払い督促などの効果とみられる。また、サッカーのワールドカップドイツ大会の効果で、通常のカラー契約より月額９４５円高い衛星契約が３７万件増え、１２８４万件になったことも受信料収入を押し上げた。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070529i115.htm