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2007年05月29日(火) 20時25分

厚労省HP、個人情報111人分漏れの恐れ朝日新聞

 厚生労働省は29日、一般市民から寄せられた意見を同省のホームページ(HP)で公開した際、個人情報を消す処理に不備があり、最大111人分の名前や連絡先など個人情報が漏れた恐れがあると発表した。

 医療事故の死因究明制度に関して同省に意見を寄せた個人の名前や住所、電話番号、メールアドレスなど。同省は17日、意見を紹介する目的で、個人情報を消す処理をした上でHPに掲載。だが28日になって外部から指摘があり、消したはずの個人情報が、特定のソフトで操作すれば見えることがわかった。同省は、該当する人に謝罪の手紙を発送する。現在までに、情報漏れによる被害の報告はないという。

 「情報管理に対する認識が甘かった」(医政局)とし、個人情報を消す作業は、パソコンにデータ入力する以前に行う再発防止策をとった。

http://www.asahi.com/national/update/0529/TKY200705290429.html