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2007年05月27日(日) 10時00分

読売本社に拳銃と薬物日刊ゲンダイ

 読売新聞東京本社に拳銃や覚醒剤、暴力団による薬物密売の告発文などが届いていたことが24日、分かった。警視庁組織犯罪対策5課は薬物密売組織が絡んでいる疑いがあるとみて調べている。
 宅配便は15日午後に届き、木箱の中に半分に切ったメロンと茶封筒があり、その下に38口径の回転式拳銃1丁と、銃弾13発が入っていた。いずれも本物とみられる。
 木箱のふたの裏には白い粉が入った2つのビニール袋が張ってあり、それぞれ「覚」「K」と書かれていた。鑑定で覚醒剤約1グラムと麻酔薬ケタミン約2グラムと判明。茶封筒に中国語で書いた告発文が入っており、指定暴力団の元幹部が香港の組織から奪った数十億円分の薬物を日本で密売していると記載。「新宿の暴力団に、薬物の売買で得た金や拳銃が隠されている」と指摘。中国の旅券2通も入っていた。
 この数日前、海外の読売新聞支局に、男の声で「暴力団の闇取引の情報がある」とする宅配便送付を予告する電話があった。文書に記された暴力団や元幹部は実在するという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070527-00000014-gen-ent