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2007年05月25日(金) 13時17分

パソコンの直販専門路線修正、デルが店舗販売開始へ読売新聞

 【ニューヨーク=小山守生】米パソコン大手デルは24日、来月10日から米小売り最大手ウォルマート・ストアーズのアメリカとカナダの店舗でパソコン販売を始めると発表した。

 デスクトップ型2機種を700ドル(約8万5000円)以下で販売する。ウォルマート以外の小売店でも順次販売する方針だ。デルは、小売りを通さずインターネットや電話を通じた直接販売を専門としてきたが、販売低迷を受けて、創業以来の直販専門路線を放棄した。

 デルは1984年の創業以来、ネット上などで受けた注文に応じて部品を組み立て、低価格で売る方式で急成長した。効率的な方式は、ネット時代に最適な「デル・モデル」として称賛された。

 しかし、アメリカの地方などでは店頭で直接製品に触れてから購入したがる一般消費者が多い。購入後のサポートを電話で十分にできないケースも多く、一部で不評を買っていた。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070525i205.htm