記事登録
2007年05月23日(水) 11時45分

NTTのひかり電話、3時間余、東西間の通話が不通朝日新聞

 NTT東日本、同西日本の光ファイバー回線を使ったIP(インターネット・プロトコル)電話「ひかり電話」が23日午前6時半前から午前10時すぎまで、東西間をまたぐ通話がつながらない状況になった。東西間の接続装置が故障したためで、NTT東西が詳しい原因を調べている。

 東京都内にある中継系の接続装置に故障が発生したという。NTT東、NTT西の管内同士の通話に影響はないが、東から西、西から東にかける通話が双方ともつながらなくなった。東西をまたぐと、ひかり電話同士だけでなく、ひかり電話から一般の固定電話にもかけられなくなったため、影響は大きく広がった。

 ひかり電話は一般の固定電話に比べて通話料が安いため、家庭や企業の間で契約が伸びており、加入者は3月末時点で東が約170万回線、西が約147万回線。

 NTTのひかり電話をめぐっては、昨年9月にNTT東、同10月にNTT西が相次いで大規模な通信障害を起こし、信頼性が揺らいだ。今月15日には、NTT東のIP網に過去最大規模となる通信障害が発生し、ひかり電話だけでなく、インターネット接続サービスもつながりにくくなったばかりだ。

http://www.asahi.com/national/update/0523/TKY200705230034.html