記事登録
2007年05月19日(土) 21時47分

三菱東京UFJ行員、就活女子大生に強制わいせつで逮捕朝日新聞

 三菱東京UFJ銀行の採用試験を受けた女子大生に、同じ大学出身のリクルーターだと偽って接触し、無理やり抱きついてキスしたなどとして、大阪府警曽根崎署は19日、同行行員の白石真也容疑者(24)=同府貝塚市二色2丁目=を強制わいせつの疑いで逮捕した。

 調べでは、白石容疑者は同行難波支社法人第3課に勤務。4月8日、同じ大学出身の行員が行う「リクルーター面接」と称して国立大学4年の女子大生(21)を大阪市北区のカラオケ店に誘い、無理やり抱きついて胸を触ったりキスしたりした疑い。

 同署によると、女子大生は同行の2次試験を4月5日に受け、合否の連絡を待っていた。白石容疑者から8日に「あなたの評価は高いが、同レベルが何人もおり、選考が難航している。同窓生として応援したい」と連絡があった。犯行後「誰にも言わんといてな」と口止めをしていたという。

 白石容疑者は調べに「弱みにつけこんだ」と容疑を認めているという。警察には同種の被害の訴えが数件寄せられており、余罪を調べている。

 被害に遭った女子大生は「一番行きたい会社だった。新たな被害者を生まないため、泣き寝入りしたくなかった」と話しているという。

 同行によると、入行3年目までの社員の多くは1次面接にかかわるため、受験者の連絡先などの情報の入手は可能だという。同行広報部は「行員が逮捕され誠に申し訳ございません。捜査には全面的に協力します」とコメントした。

http://www.asahi.com/national/update/0519/OSK200705190066.html