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2007年05月18日(金) 03時29分

沖縄・名護市の海域調査、海自が異例の参加…県民刺激も読売新聞

 沖縄県の米海兵隊普天間飛行場移設先のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)の海域で、防衛施設庁が行う環境現況調査の一部作業を海上自衛隊が行うことになった。18日にも始める予定だ。

 基地建設関係の調査は、通常、民間企業に委託しており、自衛隊が協力するのは極めて異例。海中で行う調査への潜水員派遣が柱だが、米軍基地建設の過程に自衛隊が関与することは、基地への反発が根強い沖縄の県民感情を刺激するとの懸念の声もある。

 調査は、移設海域の生物の生息状況を調べるもので、最初は、サンゴの着床を調べる着床板や、ジュゴンやカメなど海洋生物の生息状況を調べるビデオカメラなどの機器を海底に設置する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070518-00000102-yom-pol