愛媛県愛南(あいなん)町は16日、住民2万人分以上の個人情報がインターネット上に流出したと発表した。
流出したのは3年前に合併する以前の旧城辺、旧西海両町民の住所や氏名などで、今のところ悪用されたケースはないという。町は情報が流出した住民に謝罪する。
愛南町は2004年10月に5町村が合併して誕生した。町によると、合併にあたり、住民基本台帳などのデータを一本化する作業を県内のソフト開発業者に委託したが、担当者のパソコンにファイル交換ソフトが入っていたらしく、このパソコンから流出した可能性が高いという。
省庁や自治体の情報漏れをチェックしている内閣官房情報セキュリティセンターが、インターネットの掲示板に掲載されているのを発見、14日に県を通じて連絡した。
愛南町は「早急に事実確認して住民に経緯を説明、陳謝したい」としている。