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2007年05月14日(月) 19時22分

<サントリー>「黒烏龍茶」の類似品販売で2社を提訴 毎日新聞

 サントリーは14日、昨年5月発売の人気商品「黒烏龍(クロウーロン)茶」の類似商品を製造・販売しているとして、健康食品会社2社を相手取り、製造・販売の差し止めと3386万円の損害賠償を求める訴えを、東京地裁に起こした。
 2社はオールライフサービス(静岡県袋井市)と、日本ヘルス(横浜市青葉区)。サントリーによると、オールライフ社は「黒烏龍(ブラックウーロン)茶」「黒濃烏龍茶(こくのうタイプ)」の商品名でティーバッグ入りのお茶を製造・販売し、日本ヘルスも同商品を販売。包装は、サントリーの商品に酷似しているという。
 サントリーの商品は脂肪の吸収を抑える「ポリフェノール」を豊富に含むのが特徴だが、オールライフ社はホームページで同社商品もポリフェノールを多量に含むことをうたい、「サントリーなんかまだうすい!」などと表示していた。
 サントリーは、2社に回収などを求め警告していたが、改善されないため提訴した。2社は「黒烏龍(ブラックウーロン)茶は自主回収し、包装を黒濃タイプに変えるなど対応しており、問題は解決済みのはずだ」と話している。【平地修】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070514-00000073-mai-soci