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2007年05月10日(木) 21時42分

JR東海、名古屋地区で運賃取り過ぎ54件朝日新聞

 JR東海は10日、車掌用の発券端末で販売した乗車券で、運賃の取りすぎが計54件あったと発表した。90年7月に導入した端末の運賃計算プログラムにミスがあったことが原因という。

 同社によると、金山と名古屋、三河安城、岐阜を結ぶ3区間は特定区間として、通常よりも安い運賃を設定している。だが、端末でこれらの区間の乗車券を「在来線経由」ではなく、「新幹線経由」と指定して販売すると、通常運賃が適用されるようになっていた。

 このため、今年4月26日に名古屋駅の駅員が気付くまでの17年近くで、3区間で50円〜10円、合計1150円の運賃の取りすぎがあったという。同社ではプログラムの修正を進めるとともに、修正が終わるまでは「新幹線経由」で販売しないよう車掌を指導するとしている。

 また、心当たりのある乗客の問い合わせを受け付け、過払いが確認されれば差額を払い戻す。問い合わせは同社営業課(052・564・5162)へ。

http://www.asahi.com/national/update/0510/NGY200705100011.html