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2007年05月10日(木) 03時13分

「上場すればもうかる」…大学生の株トラブル増加読売新聞

 未公開株を巡るトラブルに巻き込まれる大学生が、首都圏を中心に急増していることが9日、国民生活センターの調べでわかった。

 同級生や先輩から「上場すればもうかる」などと持ちかけられ、60〜70万円の被害に遭う事例が目立つ。

 同センターによると、未公開株を巡る大学生の被害件数は、2004年度以前は0件だったが、05年度5件、06年度36件と増えている。投資ブームを受け、学生の間でも関心が高まってきたことが背景にあるようだ。

 首都圏の大学に通う20歳代の男子学生は、07年2月に同級生から「投資サークルに参加しないか」と誘われ、韓国企業の未公開株への投資を持ちかけられた。金額は65万円だったが、「学生ローンを組めばよい」と勧められ、消費者金融2社から借金をした。ところが、株を発行する企業名も明らかにされず、実際に投資されているかどうかも不明だという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070509-00000015-yom-soci