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2007年05月09日(水) 21時29分

温水洗浄便座の発火・発煙事故が、23年間に105件朝日新聞

 温水洗浄便座の一部製品が異常過熱し、焼損・発煙する事故が相次いだ問題で、業界団体の「温水洗浄便座協議会」は9日、過去に起きた事故について調査結果を経済産業省に報告した。焼損・発煙事故は過去23年間で105件で、けが人はなかった。このうち、同協議会が「製品に原因」としたのは64件で、あとは原因不明や誤使用によるものとしている。

 同協議会によると、各社の記録で84年11月までさかのぼって調べた。「製品に原因」の64件は電子基板のショートなどで、メーカー名を公表しており、TOTO製が51件、INAX製が10件、松下電工製が3件。そのうち31件が、メーカーの自主点検対象の機種だった。「誤使用」は掃除中のコードの破損などが考えられるとしている。

 事故一覧は、同協議会のホームページ(http://sanitary−net.com/)で公表している。

 調査についての問い合わせは同協議会(03・3591・4779)へ。各メーカーへの問い合わせはTOTO(0120・10・7296)、INAX(0120・17・9400)、松下電工(0120・29・2664)。

http://www.asahi.com/life/update/0509/TKY200705090310.html