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2007年05月09日(水) 22時25分

東大生らがネット詐欺、健康機器を偽名購入して転売読売新聞

 偽名を使って通信販売会社からフィットネス機器などを購入し、代金を支払わなかったとして、千葉県警柏署は9日、同県浦安市明海、東京大学4年、広部拓也(22)と、東京都葛飾区亀有、日本大学3年、倉田祐樹(22)の両容疑者を、詐欺と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで逮捕した。

 また、同県我孫子市柴崎台、無職近藤仁被告(30)(別の詐欺未遂罪で起訴)を両容疑で再逮捕した。

 調べによると、3人は今年2〜3月、インターネットを通じて計9回、東京都渋谷区内の通販会社に、「乗馬型」のフィットネス機器や体重計など計10点(計25万7300円相当)の購入を申し込み、同県柏市などのアパートに配達させ、代金を払わず、だまし取った疑い。

 商品はインターネットオークションで転売した。商品の購入やアパートの契約には偽名を使っていた。

 アパートは、近藤被告が、同市内や東京都内などの少なくとも5か所で借りていた。県警は、アパート内から、だまし取ったとみられる数十点の商品を押収しており、余罪も追及する。

 広部、倉田両容疑者は、インターネットの掲示板を通じ、近藤被告と知り合い、犯行は近藤被告が指示していたという。両容疑者は「小遣いがほしかった」などと供述しているという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070509i513.htm?from=main5