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2007年05月05日(土) 22時22分

航空機データ、ネットに流出 ウイルス感染か 海保庁朝日新聞

 海上保安庁は、海保が購入を決めた捜索・警備用航空機の仕様データの一部が、本庁航空機課に昨年度所属していた職員の私有パソコンからインターネット上に流出した、と5日発表した。このパソコンにファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」が導入された結果、ウイルスに感染したとみて調べている。流出分から機密情報や個人情報は確認されていないという。

 海保によると、流出したのは航空機の装備や仕様を記したA4判約20枚分のデータで、2日夜に流出した可能性が高い。職員は「データは昨年3月ごろ、自宅で作成した。ウィニーは今年4月30日ごろに息子が導入した」と説明しているという。

 次期中型機3機の機種選定で海保は昨年11月、ボンバルディアDHC8—300型とすることを決定。流出データは、選定で用いるため作成中のものだったという。

http://www.asahi.com/national/update/0505/TKY200705050173.html