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2007年05月04日(金) 20時30分

<米大統領選>民主・オバマ氏に異例の警護毎日新聞

 【ワシントン大治朋子】米国土安全保障省は3日、08年の米大統領選に立候補している民主党のバラク・オバマ上院議員(45)にシークレット・サービスによる警護を開始すると発表した。大統領選の1年半以上前に候補者にこうした警護を付けるのは初めて。オバマ氏に具体的な脅迫の事実があったかなどは不明で、憶測を呼んでいる。
 現在の大統領選候補者の中ではヒラリー・クリントン上院議員(59)が「前大統領の夫人」として唯一、シークレット・サービスによる警護を受けている。前回の大統領選では立候補したジョン・ケリー上院議員(63)やジョン・エドワーズ元上院議員(53)らも同様の警護を受けたが、予備選の時期(04年2月)以降だった。
 今回はそれより9カ月も早く、しかも対象はオバマ氏のみ。同省は「議会との協議やいくつかの根拠から判断した」とした。根拠の中には同氏の集めた選挙資金の規模(クリントン氏に次ぎ2位)や、世論調査での人気などが含まれているというが、具体的な理由は明らかにされていない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070504-00000049-mai-int