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2007年05月03日(木) 17時02分

懲戒免職:駐車場料金740万円着服、容疑で市職員を告訴へ−−泉佐野市 /大阪毎日新聞

 泉佐野市は2日、市の外郭団体「泉佐野市文化振興財団」(理事長・新田谷修司市長)の男性職員(57)が、同市総合文化センターの駐車場料金精算機を不正操作し、05年12月〜今年4月の間に約740万円を着服した、と発表した。市は職員を同日付で懲戒免職処分とし、当時の上司ら3人を減給処分などとした。職員はさらに、99年8月〜05年11月に約1650万円着服したと供述しており、市は近く横領容疑などで府警に告訴する方針。
 同市によると、職員は96年、市から同財団へ出向。同財団は文化センターの駐車料金の集金業務を市から委託されており、98年前後からこの職員が1人で担当していた。
 職員は精算機を不正操作。本来1カ月分の収入申告すべきだったが、数日〜10日分を1カ月分として過少申告する手口で、差額を着服していたという。着服額は多い時で1カ月で70万円を超えていた。
 先月、職員は同市総務部へ異動。しかし、休館日に精算機を操作しているのを警備員が発見し、市が調査を進めてきた。職員は市の調査に「ローンの返済がかさみ、消費者金融にも借金があった」と動機を話している。【江畑佳明】

5月3日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070503-00000254-mailo-l27