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2007年05月03日(木) 21時10分

<再春館製薬所>14万人の情報流出か 熊本県警に被害届毎日新聞

 化粧品メーカーの再春館製薬所(熊本県益城町)は3日、ホームページに不正アクセスされ、顧客のメールアドレスなど14万人分の個人情報が流出した可能性があると発表した。同社は不正アクセス禁止法違反容疑などで、熊本県警に被害届を出した。
 同社によると、流出した可能性がある個人情報は、インターネットで化粧品の無料サンプルを申し込んだ顧客などのメールアドレス。このうち、約3万人分はユーザーIDとパスワードも、約400人分は氏名なども流出した可能性がある。また、3人は、電話番号の情報も閲覧された可能性がある。クレジットカードや口座番号などの情報は、流出していないという。
 今のところ、流出に伴う被害報告などは寄せられていない。
 1日のシステムチェックで、ホームページへのアクセスが通常の10倍以上もあることが発覚。アクセスの履歴など調べたところ、4月30日から不正なアクセスが繰り返され、通常は表示されない個人情報が閲覧されていたことが分かった。
 同社は、セキュリティーを強化するためにホームページを1日に休止。情報流出の可能性がある14万人にはメールと手紙で謝罪する。電話番号が閲覧された可能性のある3人には電話で謝罪したという。【伊藤奈々恵】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070503-00000054-mai-soci