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2007年05月02日(水) 16時55分

巡航ミサイル「トマホーク」検討を 額賀氏が米国で講演朝日新聞

 訪米中の額賀福志郎前防衛庁長官は1日の講演で、弾道ミサイル攻撃に対する敵基地攻撃能力の必要性に言及し「巡航ミサイル・トマホークのような精密誘導兵器の保有が必要か議論し、合理的な結論を出さければならない」と述べた。

 額賀氏は弾道ミサイル防衛(BMD)の信頼性は「極めて高い」としながらも「多数の弾道ミサイルで何度も攻撃を受ける場合、BMDだけに依存した防衛が完璧(かんぺき)かどうかは検討しなければならない」と指摘。ミサイル発射基地を攻撃するための日米同盟の信頼性向上に加え、「米国の打撃力を補完し、敵からのミサイル攻撃を積極的に防御する能力」としてトマホークを例にあげた。

http://www.asahi.com/politics/update/0502/TKY200705020251.html