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2007年05月01日(火) 13時58分

米テロ報告書、拉致の記述が簡素化…指定解除への第一歩か読売新聞

 【ワシントン=坂元隆】米国務省は4月30日、2006年の国別テロ報告書を発表した。

 北朝鮮については、「テロ支援国」に引き続き指定したものの、2月の6か国協議で、米国が指定解除に向け手続きを開始することで合意したことなどが明記されており、米政府が核放棄に向けた協議の合意履行に、配慮したことをうかがわせる内容となった。

 日本人拉致問題も「テロ支援国」指定理由のひとつだが、前年の報告書にくらべ、記述は3分の1程度に縮められた。

 前年の報告書では、拉致をめぐる交渉のいきさつが詳しく書かれ、韓国など他の国の国民も北朝鮮に拉致された疑いが強いことが明記されていたが、今回の報告書では削られた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070501-00000103-yom-int