福岡県警捜査二課は18日、県議選の告示前、出馬を決めていた男性に立候補を断念するよう脅したとして、公選法違反(選挙の自由妨害)の疑いで、同県筑紫野市、自称塗装業(59)を逮捕した。
調べでは、容疑者は3月上旬、4月8日投開票の同県議選春日市・筑紫郡選挙区から出馬することを決めていた無所属新人の中村孝三さん(57)=落選=と妻に数回電話をかけ、「出馬すれば、あんたは狙われる。博多湾に沈められる」などと立候補を断念するよう脅した疑い。
中村さんは「容疑者と面識はない」と話しており、立候補後に嫌がらせなどはなかったという。
ZAKZAK 2007/04/19