農事組合法人アジア・アグリ連合会(解散)の投資詐欺事件で、詐欺罪に問われた同連合会元理事で、「華僑の大物」を自称していた畑隆氏被告(66)の初公判が16日、東京地裁であった。検察側は、連合会の最高顧問に迎えられた元通産相の熊谷弘元衆院議員(元保守新党代表)が会合で、投資話について「有利な状況がある」と話すなど、「広告塔」として利用されていた経緯を明らかにした。
公判で、畑元理事は起訴事実を認めた。その後、検察側は、熊谷元議員に事情聴取した際の調書の一部を明かした。
調書によると、熊谷元議員が畑元理事と知り合ったのは03年7月。同年の総選挙を控えていた元議員は元理事の支援の申し出を受け入れたという。
http://www.asahi.com/national/update/0417/TKY200704170003.html