知的障害のある長男(19)に食事を与えず約1カ月間も放置したとして、熊本県警水俣署は5日、保護責任者遺棄の疑いで同県水俣市古城、旅館従業員(49)を逮捕した。衰弱した長男は4日夕、自宅で死亡しているのが見つかった。検視の結果、死因は餓死とみられている。
調べでは、容疑者は3月上旬から4月4日までの約1カ月間、自活能力のない長男に食事を与えなかった疑い。容疑者は大筋で容疑を認めているという。
容疑者は長男と2人暮らし。4日、異変に気づいた近くに住む人からの通報で駆け付けた水俣署員が、自宅で長男の遺体を発見した。
ZAKZAK 2007/04/05