横浜市は、昭和初期に市が作った「横浜市三千分一地形図」を電子データ化し、市のホームページで公開を始めた。地名や建物名が詳細に記され、戦前から戦後にかけての街の様子を知ることができる。
地図は、関東大震災からの復興など都市計画の基礎資料として、1928(昭和3)年から53(昭和28)年にかけて作られた。76枚に分かれており、戦前の市街地の大半をカバーしているという。建物の形や名称も詳細に書き込まれている。
横浜開港資料館が所蔵してきたが、劣化が進まない内に電子データ化し、合わせてインターネットでの公開を決めた。市都市計画課の担当者は「街の成熟や変遷を知る手がかりにしてほしい」と話している。
横浜開港資料館では、実物大の複製の閲覧とコピーができる。ホームページのアドレスはhttp://www.city.yokohama.jp/me/machi/kikaku/cityplan/gis/3000map.html。
(太田泉生)
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