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2007年03月23日(金) 20時48分

千葉・流山市で泥酔した男性がトラックにひき逃げされた事件で母親が悲痛の思い語るフジTV

2月24日、千葉・流山市で、男性が泥酔し、路上で寝ていたところをトラックにひき逃げされ死亡した事件で、ひき逃げされた男性の母親が悲痛の思いを語った。
ひき逃げで死亡した大島哲男さん(32)の母親は「戒名がつけきれないんです。戒名をつけてしまうと、もっと遠くに行ってしまうような気がして...。どんなばかでも何でも、親より先に逝くのは、親不孝ですよ」と述べた。
2月24日、千葉・流山市でトラックにひき逃げされ、死亡した大島哲男さん。
その死は、あまりに残酷ものだった。
哲男さんは、泥酔し、路上に寝ていたところをトラックにひかれたとみられている。
ところが運転手は、2度にわたり、車体の下に挟まっている哲男さんを確認したうえで、そのまま車を走らせ、蛇行運転して振り払おうとしたという。
哲男さんの父親は「この辺から(ひきずられたあとの)線がついています。これが(ベルトの)バックルかなんかのあとなんですよ、ずーっとね」と話した。
哲男さんが引きずられた距離は、1.6kmだという。
母親は「また、引きずれば必ず死にますよ。これは完全に殺すという意識じゃなかったら、そういうことはできません」と語った。
殺人での立件を視野に捜査を進めてきた警察だが、結局、殺人容疑での立件は断念し、22日、業務上過失致死と死体損壊罪などで起訴した。
警察などは、その理由を「死亡解剖の結果、即死とみられ、ひきずられているときに、まだ生きていたと立証することがまだ難しい」としている。
つまり、引きずっていたのは死体ということで、このため、殺人にはあたらないと判断された。
この判断に、元最高検検事の土本武司氏は「生きている人間と死んだ人間に対する犯罪では、刑法上、明確に区別されている」と語った。
highlow highlow 2007/03/23 20:48

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