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2007年03月23日(金) 00時00分

小沢街頭演説に立つこともなく都内で公務…そのワケZAKZAK

 統一地方選の前半戦がスタートした22日、民主党の小沢一郎代表は夕方に党本部で開かれた非公式のトロイカ懇談(=3役懇談)に出席しただけで、街頭演説に立つこともなく都内で黙々と公務をこなした。「平成の関ヶ原」と位置付ける夏の参院選の前哨戦なのに、いったいどうしたのか?

 この日、同党では菅直人代表代行が北海道に、鳩山由紀夫幹事長が福岡入りして推薦候補を応援したが、役員室から配布される小沢氏の日程表には「特にありません」。

 自民党総裁である安倍晋三首相も告示日遊説を見送ったが、これは今年1月の宮崎県知事選で、無所属の東国原英夫(そのまんま東)氏が圧勝したことなどから、自民、民主両党とも候補者側が政党色を敬遠して党首遊説を辞退したといわれる。

 とはいえ、小沢氏率いる民主党はチャレンジャーである野党。「やはり、代表自ら前哨戦の最前線に立つべきでは」との声もあるが、党関係者はこう語る。

 「街頭に立つことだけが選挙戦ではない。自民党時代から『小沢は動いていないときに猛烈に動いている』といわれたが、小沢代表にしかできない票固めをしている。明日(23日)から参院選の1人区対策で地方を回るが、当然、統一地方選も考慮して動く」

 これも剛腕選挙!?

ZAKZAK 2007/03/23

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007032301.html