記事登録
2007年03月22日(木) 00時00分

「不満はあるが…」解決金4億円支払う気アルゼと和解ZAKZAK

 パチスロ機製造「SNKプレイモア」(大阪府吹田市)が、キャラクターの無断使用で著作権を侵害されたとして、業界大手「アルゼ」(東京)と子会社に損害賠償を求めた訴訟は20日までに、アルゼ側が解決金4億円を支払うことなどで大阪高裁(若林諒裁判長)で和解した。

 一審判決によると、SNKは2000—01年にパチスロ機「爆釣」など3機種のリール図柄やキャラクターをデザイン。共同開発のアルゼが製造し、計約3万5000台を販売した。

 アルゼ側は「利用許諾を受けていた」と主張したが、04年の大阪地裁判決は「合意に至っていない」として著作権と商標権侵害を認定。約56円の請求に対し約4150万円の支払いを命じた。

 和解の条件は解決金のほか、アルゼ側が3機種のシミュレーションを収録したゲームソフト2本の製造、販売を中止し在庫を破棄する。

 アルゼは「不満はあるが、解決のために支払いに応じた」としている。

ZAKZAK 2007/03/22

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007032216.html