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2007年03月22日(木) 00時00分

米証券大手、軒並み増収増益…収益基盤の強み発揮ZAKZAK

 【ニューヨーク=時事】米証券大手各社の06年12月−07年2月期決算が21日、出そろった。信用力の低い個人を対象とした高金利住宅ローンの焦げ付きが急増し、同融資関連の収益悪化が懸念されていたが、各社とも増収増益を確保。投資銀行業務や自己勘定取引など幅広い収益基盤を持つ強みが発揮された格好だ。

 中国株急落や米国の住宅金融問題を懸念材料に、2月末以降の株式市場は世界的に不安定だが、それまでの相場上昇で自己勘定取引は堅調だった。その上、欧米で活発な企業の合併・買収(M&A)に絡んだ投資銀行業務も増益に貢献した。

 この結果、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、リーマン・ブラザーズは、そろって四半期ベースの最高益を更新した。

ZAKZAK 2007/03/22

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007032219.html