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2007年03月22日(木) 21時05分

米欧間の空路開設を自由化 EUが協定を承認朝日新聞

 欧州連合(EU)は22日の運輸相理事会で、EU・米国間の航空路線の開設を自由にする「オープンスカイ協定」を承認した。航空各社の競争を促し、便数の増加や運賃低下につなげるのがねらい。世界の航空需要の6割近くを占める米欧間の航空市場が自由化されれば、日本を含む航空会社間の提携拡大や再編を加速する可能性もある。

 米国が正式に承認すれば10月に施行する。EU・米の航空会社はそれぞれ自由に相手側の都市への路線を設定できるようになる。運賃も自由化される。

 最も利用者が多いロンドンのヒースロー空港を発着する米国便は現在、英国のブリティッシュ・エアウェイズとバージンアトランティック航空、米国のアメリカン航空とユナイテッド航空だけ。08年に予定される新ターミナル完成後は他の航空会社の乗り入れも可能になる。

http://www.asahi.com/international/update/0322/013.html