名古屋の教材会社に取引停止命令　経産省（朝日新聞）

2007年03月21日(水) 00時05分

　経済産業省は２０日、特定商取引法違反（不実告知など）にあたるとして、教材販売会社「ＩＳＭ」（名古屋市中区、牧田博輝社長）に６カ月間の取引停止命令を出した。「月に１００万円は稼げる」などとうその説明で代理店になるよう勧誘し、契約金を得ていたという。

　近畿経済産業局によると、同社は大学生ら若者に、教材などを販売する代理店契約を結ぶよう勧誘。３６万円払って代理店になると、１人勧誘するごとに４万５０００円が入ると説明したが、実際に勧誘して多額の収入を得ることは難しかった。契約者は愛知、岐阜、香川３県を中心に最大約１５００人いたという。

　同社は０３年に設立。昨年５月に大阪市から名古屋市に移転した。０６年７月まで１年間の売上高は４億８０００万円。