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2007年03月21日(水) 20時03分

来年のドラフトから希望枠撤廃 今年は意見まとまらず朝日新聞

 プロ野球の代表者会議が21日、東京都内のホテルであり、08年のドラフト(新人選手選択)会議から、選手が入団したい球団を選ぶことのできる現行の「希望入団枠」を廃止することが決まった。今秋のドラフト会議については、フリーエージェント(FA)制度と絡めて議論すべきだという声が上がるなど各球団の意見がまとまらなかったが、現行制度で運営する可能性が高い。

プロ野球の球団代表者会議に臨む根来泰周コミッショナー代行(中央)。後方は小池唯夫パ・リーグ会長=21日、東京都内のホテルで

 希望入団枠については今月、西武ライオンズがアマチュア2選手に対して不正に金銭約1300万円を渡していた問題が明らかになり社会人の日本野球連盟、全日本大学野球連盟、日本高校野球連盟のアマチュア球界が連名で、不正の温床になりうるとして廃止を要望。日本プロ野球選手会からも見直しの要求が出された。

 この日の会議には、西武を除く11球団の代表者らが出席。08年のドラフト制度については、同年3月までに実施方法を決めることが決まった。また、根来泰周コミッショナー代行からは「話し合いを続ける中で、最善の方法を作るように」との要望が出された。

http://www.asahi.com/sports/update/0321/140.html