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2007年03月21日(水) 20時59分

厚労省、タミフル服用した10代患者の飛び降りや転落が9件未公表だったことを明かにフジTV

インフルエンザ治療薬「タミフル」の副作用問題で、厚生労働省は、10代の患者が服用後に飛び降りるなどした事例のうち、未公表のものが9件あったことを明らかにした。
厚生労働省は、12歳の少年2人が、それぞれタミフル服用後に2階から飛び降り、けがをしたとの報告を受けて、21日未明、緊急の記者会見を開き、10代のインフルエンザ患者へのタミフル処方を原則的に禁止した。
その後、タミフル服用後の異常行動の報告をあらためて調べたところ、これまでに公表していない服用後の飛び降りや転落が、10代の患者で2004年から9件あり、20代以上の患者でも、2001年から5件あったことがわかった。
このうち、死亡した例が1件あり、ほかの13件は手足や頭蓋(ずがい)骨を骨折していたという。
このデータが未公表だったことについて、厚生労働省は「薬品の安全性情報をめぐっては、死亡に至っていない事例は、これまでも公表してこなかった」としている。
highlow highlow 2007/03/21 20:59

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00107429.html