2007年03月21日(水) 11時00分

引越しを機に捨てるもの、捨てられないもの（オリコン）

　引越しは、新しい生活との出会いという側面と、それまでの生活との別れという側面を持つ。新しい生活に向けて不要になった物は、引越しという機会に処分してしまいたいところだが、どうしても捨てる決心がつかなく悩んでしまったなんてことはないだろうか？そこでORICON STYLEが「引越しのときに捨てるかどうか悩むもの」をテーマにリサーチしたところ【雑誌・本・CD】がトップに選ばれた。

　その理由は、大きく分けて2つある。まず1つ目が「まだ見たり、聴いたりするような気がするから」（岐阜県/30代/男性）という意見に代表される“将来性”をあげるものだ。捨ててしまった後にまた楽しむ可能性もあることを考えると、どうしていいか悩んでしまう。「見るような見ないような気がする」（神奈川県/30代/女性）という思いは、引越し時に限らず、ものを捨てる場面では必ず出てくる悩みだろう（ ランキング表はこちら ）。※下段に掲載

　もう1つ理由は「思い入れがあるから捨てられない」（千葉県/20代/女性）などの“過去の思い出”。「好きなアーティストが載っている」（神奈川県/20代/女性）、「宝モノだから捨てられない」（岩手県/30代/女性）といった声も多く寄せられた。

　2位の【洋服】も、同じような事情で捨てるかどうか悩むもの。「またいつか流行が来るかもしれない。買ったときに高かったし、捨てられない！」（大阪府/30代/女性）という意見がすべてをものがたっているといえそうだ。特に女性からの回答が多かったのも特徴だ。

　3位の【家具】は、もっと現実的な理由をあげる方が多かった。「次の部屋に合わない」（兵庫県/30代/女性）、「次の部屋に入らない」（新潟県/30代/女性）といった意見が代表的。もちろん、中には「新しいものに取り替えたいが、処分費用が意外と高くて考え直した」（岡山県/20代/男性）といった悩みを持つ方もいる。

　4位の【思い出の品】と、5位の【手紙・写真】は、同感という方も多いだろう。新しい生活に向けて心機一転。今までの生活をリセットしたいという人でも、過去をすべて捨ててしまうのには抵抗があるようだ。

　整理術を紹介した本では、“迷ったら捨てろ！”が鉄則だとか。でも、そううまく割り切れないのが人間の常。しっかり悩んだあと、一度決断したら後悔しない、という決断力が大切だ。

（07年2月1日〜2月5日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、20代、30代、40代の男女、「引越し経験」のある方のみ各300人、合計600人にインターネット調査したもの）

　引っ越しのときに捨てるかどうか悩むもの ランキング表はこちら 。※下段に掲載

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