2007年03月21日(水) 06時56分

みずほＦＧ、１８００億円下方修正　３月期当期利益（朝日新聞）

　みずほフィナンシャルグループは２０日、０７年３月期の連結当期利益を大幅に下方修正した。昨秋時点では過去最高益となる７２００億円と予想していたが、５４００億円まで下方修正し、前期（６４９９億円）と比べても減益となる。修正理由を詳細に明らかにしていないが、金融支援している信販大手オリエントコーポレーション（オリコ）が大幅な赤字となって一時的に債務超過に陥るためとみられる。

　経常利益予想も昨秋段階の１兆８００億円から６２００億円に修正した。

　オリコはいわゆるグレーゾーン（灰色）金利撤廃を盛り込んだ貸金業法改正に伴う引当金の増加などで０７年３月期に４５００億円超の当期赤字となり、いったん債務超過に陥る。みずほは傘下銀行がオリコに総額６千億円の融資や優先株の引き受けをしており、債権への引当金積み増しや優先株の評価損計上を迫られた模様だ。

http://www.asahi.com/business/update/0321/014.html