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2007年03月20日(火) 19時23分

ハザマの「自首」発表 名古屋地下鉄談合で公取委朝日新聞

 名古屋市発注の地下鉄工事をめぐる談合事件で、公正取引委員会は20日、準大手ゼネコン「ハザマ」が課徴金減免制度に基づいて談合を自主申告し、刑事告発を免れたことを公式に認めた。同制度が昨年1月に始まって以来、ゼネコンへの適用は初めて。

 ハザマは「経営責任を明確にする」として、土木部門の最高責任者である友野希成副社長が31日付で辞任する人事を発表した。

 独占禁止法違反の罪で法人として名古屋地検に起訴された5社のうち、清水建設は、磯島茂男副社長(土木担当)が取締役に降格した上で6月に退任、名古屋支店長の宮崎隆光専務執行役員が執行役員を退任する人事を発表した。ともに31日付。鹿島は、専務執行役員の中野征助・名古屋支店長が辞任する。奥村組は、執行役員の土谷誠・名古屋支店長の役職を20日付で解任すると発表した。

http://www.asahi.com/national/update/0320/TKY200703200426.html