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2007年03月20日(火) 12時04分

奨学金に利息変動型登場へ 日本学生支援機構が4月から朝日新聞

 政府は20日、日本学生支援機構(旧日本育英会)の奨学金に、返還時の利息が5年ごとに変動するタイプの導入を盛り込んだ日本学生支援機構法施行令の一部改正を閣議決定した。

 同機構の奨学金には、無利息の「第一種」と、利息付きの「第二種」がある。このうち第二種を受ける場合、今年4月の新入生からは、利息が固定した現行タイプか、変動するタイプを卒業時に選べるようになる。

 固定タイプの返還時の利息は、3%を上限に在学中の金利に応じて決まる。卒業後20年以内に、借りた金額にこの利息(今年3月卒は0.8%)をつけて返す。これに対し変動タイプは、最初の5年間は卒業時の金利に応じた利息を付け、その後5年ごとにそのときの金利に応じて見直される利息を付けて返す。機構を所管する文部科学省は、変動タイプの導入について「学生に選択の幅を持たせるため」としている。

 06年度の貸与者は第一種が約46万人で、第二種が約63万人。

http://www.asahi.com/life/update/0320/006.html