2007年03月20日(火) 19時26分

ノルウェー副外相、パレスチナ首相と会談　初の欧州高官（朝日新聞）

　ノルウェーのヨハンセン副外相が１９日、パレスチナ自治区ガザを訪れ、イスラム過激派ハマスと穏健派ファタハでつくる統一政権のハニヤ首相（ハマス）と会談した。昨年３月にハマス単独内閣が発足してから、主要援助国の欧米や日本は自治政府の全閣僚との接触を拒否しており、欧州の政府高官が会談したのは初めて。ノルウェーは西側で最初に統一政権を承認している。

　イスラエル放送によると、統一政権との接触を拒否するイスラエル外務官僚トップの次官は２０日、抗議の意思を示すためヨハンセン副外相との会談をキャンセルした。

　また、イタリアのダレーマ外相が１９日、ハニヤ首相と電話で会談し、統一政権への支持を伝えた。自治政府の首相府が発表した。米政府はハマス以外の閣僚との接触を容認、英政府も同様の対応をとる可能性が出ている。

http://www.asahi.com/international/update/0320/012.html