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2007年03月20日(火) 00時00分

前川元投手、起訴事実認める…球界復帰には意欲示すZAKZAK

 無免許運転で女性をはね、逃走したとして、道交法違反と業務上過失傷害の罪に問われた元プロ野球オリックス・バファローズ投手前川克彦被告(28)は19日、大阪地裁(丸田顕裁判官)の初公判で、起訴事実を認めた。

 丸刈りに黒っぽいスーツ、水色のネクタイ姿で出廷した前川被告は、険しい表情で検察官の冒頭陳述に聞き入った。被告人質問では「本当に申し訳なく思っています」と述べ、「もう一度チャンスをもらえれば野球をやりたい」と球界復帰への意欲を示した。

 検察側は冒頭陳述で、前川被告が事故後、証拠隠滅のため洗車場で車を洗ったことや、自宅を訪ねてきた警察官に「車は知人に貸していた」とうそをつき、その場で知人に「貸してたよね」と電話してみせたことなどを明らかにした。

 起訴状によると、前川被告は1月6日午後2時ごろ、大阪市中央区心斎橋2丁目の交差点で、無免許で乗用車を運転。自転車で横断していた女性をはねて転倒させ、両ひざ打撲などのけがをさせたが救護せずに逃走した。昨年11—12月にも3回、無免許運転した。

ZAKZAK 2007/03/20

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007032020.html