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2007年03月20日(火) 12時53分

120連敗、現役競走馬の記録に並ぶ 兵庫のシャッフル朝日新聞

 兵庫県尼崎市の園田競馬場で20日あったレースで、同県競馬組合所属のシャッフル(7歳・メス)がデビューから120連敗を記録し、ホッカイドウ競馬所属のトサノカオリ(9歳・メス)が持つ現役競走馬の連敗記録に並んだ。地方競馬全国協会(東京)によると、過去の連敗記録は86年10月から92年4月まで出走したハクホークイン(当時浦和競馬所属)の161連敗。トサノカオリは05年11月以来出走しておらず、シャッフルが記録を更新するのは確実な情勢だ。

先頭から大きく離され、7着でゴールするシャッフル=兵庫県尼崎市の園田競馬場で

 シャッフルはこの日の第3レースに出走して9頭中7着だった。02年11月のデビュー以来、園田、姫路両競馬場で毎月休まず出走。祖母が日本中央競馬会(JRA)のG1レースを勝ったサンドピアリスという血統だが、戦績は3着(3回)が最高で、これまでの総獲得賞金はわずか25万9千円。

 管理する西門則秋調教師(47)は、あまりに勝てないので、過去3回ほど暗に引退を勧めたことがあったという。馬主の中村美治さん(74)は「顔が可愛くて仕方がない。ここまできたら、元気なうちは何歳になっても走ってもらいたい」と話した。

 同競馬場ではこの日、第4レースに出走したエリザベスクィーン(6歳・メス)も10頭中5着で118連敗になった。

http://www.asahi.com/sports/update/0320/087.html