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2007年03月19日(月) 00時00分

医師40万円収賄容疑 横浜市民病院 贈賄側含め書類送検 東京新聞

 横浜市立市民病院(同市保土ケ谷区)に出入りしている補聴器販売業者からわいろを受け取ったとして、神奈川県警捜査二課は十九日、収賄容疑で同病院耳鼻咽喉(いんこう)科診療担当部長の男性医師(48)=同市神奈川区=を、贈賄容疑で同市西区の補聴器販売会社の社長(77)=同市中区=と営業担当社員(33)=川崎市川崎区=をそれぞれ書類送検した。

 調べでは、男性医師は二〇〇五年三月から〇六年十一月にかけ四回にわたり、患者にこの業者の補聴器を紹介し購入させた見返りに、「紹介料」名目で計約四十万円を受け取った疑い。

 男性医師は受け取った現金を診療科内部の備品購入や懇談会の参加費に充てていたという。男性医師は今年一月、全額を業者に返還した。昨年十一月以降、横浜市に匿名の通報があったことから、市が調査し発覚した。

 横浜市の原正道・病院経営局長は「患者さんをはじめ、市民の皆さまの不信感を招き深くおわびいたします。再発防止、信頼回復に全力を挙げてまいります」とのコメントを発表した。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070319/eve_____sya_____007.shtml