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2007年03月19日(月) 00時00分

教員の年齢制限緩和朝日新聞

 08年度の公立学校教職員採用試験から、受験資格の年齢制限を緩和すると県教委が発表した。より優秀な人材の確保を目指し、教壇に立った経験のある人や企業からの転職希望者らも受験しやすいように上限を引き上げ、これまで「36歳未満」だった一般教諭は「41歳未満」となる。

 このほか、看護師として3年以上働いた経験を持つ人が養護教諭を目指す試験や、看護師や保健師としての実務経験などを持つ人が看護科教諭を目指す試験、教職経験のある人が教員を目指す試験は、いずれも「60歳未満」に引き上げられる。

 県教委は、団塊世代の退職と学級数の下げ止まりを受け、採用数を増やしている。06年度の採用者数は1308人で、741人だった04年度の2倍近くに増えた。

 同時に、一般教養と教職教養の二つがある1次試験は、教職教養の試験(一般教養を含む)に一本化する。教育の場でより役に立つ教職教養を重視するためという。

 県教委は「年齢を引き上げることで、十分な倍率を確保したい。民間他業種などの経験を持った人も採用しやすくなる」と効果を期待する。

http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000703190003