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2007年03月19日(月) 00時00分

メガバンクがアジア積極展開…中韓の大手行と提携もZAKZAK

 公的資金を完済して経営の自由度を取り戻した三菱東京UFJ、みずほコーポレート、三井住友の3メガバンクは、バブル崩壊後に縮小した海外業務を再び拡大させ始めた。特にアジア地区は日本企業の進出も多く「海外部門の中で収益は断然トップ」(三井住友銀行国際統括部)の成果を上げ始めている。自前サービスでは限界がある現地通貨の調達を円滑に行うため、中国や韓国の大手銀行との資本・業務提携も活発化している。

 三菱東京UFJは中国の中国銀行に、現地企業向けシンジケートローン(協調融資)などを目的に資本提携。支店を現地法人に転換する認可も取得、邦銀が得意な法人取引に限らず、個人向け業務への進出も検討している。みずほも韓国4大銀行のひとつ新韓銀行に出資し、サムスン電子や現代自動車など世界企業との取引開拓を狙う。

 三井住友は世界7位とされる船舶向け融資の主幹事業務などの得意分野は自前で展開する。

ZAKZAK 2007/03/19

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007031937.html