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2007年03月19日(月) 00時00分

監督の教諭が葬式、試験日1日早めて受験者全員失格にZAKZAK

 福島県喜多方市の県立喜多方東高校(大塚博校長)が、日本漢字能力検定協会(京都市)の漢字能力検定の試験日を1日早めて実施したため、協会が答案を無効とし受験者65人全員が失格になっていたことが18日、分かった。

 同校は16日に受験者に経緯を説明し謝罪した。協会は次回の検定料を無料とするなどの救済措置を講じる。

 同校によると、失格になったのは3級、準2級、2級を受験した1、2年生64人と3年生1人。協会は2月10日の土曜日を試験日に指定していたが、試験監督をする予定だった国語教諭が葬式のために監督ができなくなり、9日に実施したという。

 昨年10月に試験問題が事前にインターネットの掲示板に掲載される問題があり、協会は試験日を厳守するよう要請していた。協会が指定日に試験会場を巡回して、試験が当日実施されていないことが分かった。

 大塚校長は「生徒が土日に出てくるのは大変だからという配慮もあったと聞いているが、受験者に迷惑をかけ申し訳ない。ほかの教諭に試験監督を頼むことも検討すべきだった」としている。

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ZAKZAK 2007/03/19

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