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2007年03月19日(月) 00時00分

日航4労組が20日にスト計画…突入なら再建に影響もZAKZAK

 日本航空は19日までに、今春闘でベースアップをめぐり、4つの労働組合(合計約3900人)が20日にストライキを計画していると発表した。このうち客室乗務員の「日本航空キャビンクルーユニオン」(約1800人)がストに突入した場合、最大で国内線の26%が欠航、約1万7000人が影響を受ける。国際線への影響はない。

 またスト突入なら、2月に発表した再建計画(2007−10年度)の柱である人件費500億円削減の実現性への懸念から、取引金融機関の支援姿勢が硬化。要請中の600億円の融資が滞るなど、計画初年度を前に経営立て直しが揺らぎかねない。

 今春闘では、8労組のうち最大労組を除く7労組が月額1万5000円のベアを求めたのに対し経営側が拒否。管理職の2労組はストを計画していないほか、乗員系1労組はスト通告を見送った。

ZAKZAK 2007/03/19

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007031912.html