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2007年03月18日(日) 20時28分

イスラム寄宿学校襲撃され少年2人死亡 タイ南部朝日新聞

 タイ南部ソンクラー県で17日深夜、イスラム寄宿学校が武装勢力に襲われ、少年2人が死亡、8人が負傷した。18日朝には同じ地区で仏教徒3人が銃撃されて死亡。報復との見方が出ている。

 イスラム教徒の住民ら数百人が「軍の犯行だ」として学校を封鎖し、抗議集会を開いた。軍は「過激派が混乱を引き起こすために仕組んだ」との見方を示した。

 地元警察などによると、学校には75人の少年が住み込んでいた。武装勢力は手投げ弾を投げ込んだうえ、銃を乱射したとされ、12歳、14歳の少年が死亡した。仏教徒らはゴムの採取作業中、モーターバイクに乗った男らに撃たれたという。

 公立学校や教師が「政府の手先」として狙われる例も多いが、イスラム寄宿舎が襲撃されるのはまれ。南部の他の3県に比べ、非常事態が宣言されていないソンクラー県ではこれまで被害は少なかった。

http://www.asahi.com/international/update/0318/004.html